妊婦さんのRSウイルスワクチン(アブリスボ®️)接種について
RSウイルス感染症とは?
症状は、「軽い風邪のような症状が出ても数日で軽快する」ことから「重い肺炎で重症化し入院を要する」ことまで様々です。
ほぼすべての新生児・乳幼児が2歳までに感染するとされています。
治療法は確立されていません。そのため治療は、症状を和らげる対症療法や呼吸を助ける酸素投与や人工呼吸管理が主体です。
医療機関を受診した2歳未満のお子さんのうち、約25%が入院しています。また入院したお子さんの約40%が6ヶ月未満の新生児・乳児でした。
海外の研究で、1歳までにRSウイルス感染症で入院したお子さんでは、そうでないお子さんと比較して喘息の発症率が高かったことが報告されています。
RSウイルス感染経路は、飛沫感染と接触感染です。そのため基本的な感染対策は、手洗い・手指消毒・換気・マスク着用などですが、感染を予防することはできません。
感染症のためにできることは、①妊娠中にワクチンを接種し胎盤を通して抗体を胎児に移行させる方法と②出生後に赤ちゃんに直接抗体を注射する方法があります。
RSウイルスワクチン(アブリスボ®️)とは?
RSウイルスワクチン(アブリスボ®️)は、赤ちゃんのRSウイルス感染症を予防する母子免疫ワクチンです。妊娠中に接種すると、母体内で作られたRSウイルスに対する抗体が胎盤を通して胎児に移行し、RSウイルスから赤ちゃんを守る効果が期待されます。気管支炎や肺炎の発症や重症化を生後半年まで予防する効果は証明されています。
令和8年4月1日から定期接種となり、原則無料(公費負担)で接種を受けられるようになりました。
接種時期は妊娠28週0日から36週6日までです。
副反応は、注射部位の腫れ・痛み、頭痛、筋肉痛、疲労感などで比較的軽症です。
手続き方法や費用はお住まいの市町村によって違いますので、当院スタッフや住民票のある市町村にお問い合わせください。
▼詳細はこちらをご覧ください
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001662132.pdf