赤ちゃんの検査・処置

お生まれになった赤ちゃんが健やかに育つよう、入院中に下記の検査を行います。申込書に必要事項をご記入のうえナースステーションにご提出ください。

新生児マス・スクリーニング検査(先天性代謝異常等検査)

ホルモン異常2疾患(クレチン症、先天性副腎過形成症)と代謝異常症17疾患、その他7疾患の26疾患を発見できます。費用は自治体が負担してくれます。生後4日目に、新生児の足裏から採血し検査を行います。同時に先天性胆道閉鎖症も検査します。検査結果は1ヵ月健診の際にお知らせします。

拡大スクリーニング検査のご案内

以前は治療できなかった「脊髄性筋萎縮症」と「免疫不全症」に対して、検査法・治療技術の進歩によって早期発見、早期治療を行うことで症状の改善が見込まれるようになりました。
そのため、出産後に行う「先天性代謝異常症等検査(新生児マススクリーニング)」と同時にこの2疾患を検査することになりました。追加採血など新生児の負担になることはありません。
栃木県で出生したすべての新生児が対象です。

この検査は任意の検査ですが、赤ちゃんが健やかに育つように検査を受けることをお勧めします。

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乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防

ビタミンKが不足すると新生児に出血性疾患が起こることが知られています。
これを予防するため、以下の時期にビタミンK²シロップの内服が必要です。
出生後 ⇒ 生後1週間(産科退院時) ⇒ その後1週間ごとに11回(合計13回)

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小児科医師による診察

入院中に1~2回、小児科医師が赤ちゃん診察を行います。

黄疸チェック

赤ちゃんの皮膚に黄疸計測器を当て毎日チェックを行い、必要があれば足底から採血します。生後4日目には全員足底から採血します。治療が必要な場合には光線療法を行います。

新生児聴力検査(自動聴性脳幹反応:AABR)

赤ちゃんの聴力障害を新生児期に発見することができれば、早期にケアを始めることによって通常の子ども達と変わらない聴力発達が期待できるとされています。
検査は、赤ちゃんが眠っている間に聴覚検査機器の音を聞かせて、聴力を脳波でコンピュータにより自動的に判定するものです。
赤ちゃんに負担はかかりません。