赤ちゃんの検査・処置

お生まれになった赤ちゃんが健やかに育つよう、入院中に下記の検査・処置を行います。
申込書や同意書が必要なものがあります。必要事項をご記入のうえナースステーションにご提出ください。

先天性代謝異常等検査(新生児マススクリーニング検査)

栃木県では、令和5(2023)年4月から、先天性代謝異常等20疾患に加えて、「脊髄性筋萎縮症」と「重症複合免疫不全症」の2疾患を追加し検査を実施しています。
費用は無料です。検査費用は県が負担し、採血費用はさくら産院ではいただいておりません。
生後4日目に、新生児のかかとから採血し検査期間に送り検査します。
検査結果は、1ヶ月健診で小児科医からご説明します。

追加検査のご案内

令和6年10月1日から上記の疾患に加えて、「ムコ多糖症」「ポンペ病」「ファブリー病」「副腎白質ジストロフィー」の5疾患の検査を受けることができます。
追加採血など赤ちゃんの負担になることはありません。
「任意検査」で希望すれば受けることができます。
費用は無料です。栃木県保健衛生事業団に申込書兼同意書を提出していただきます。さくら産院では手数料などはいただいておりません。
検査結果は、1ヶ月健診で小児科医からご説明します。

乳児ビタミンK欠乏性出血症の予防

ビタミンKが不足すると新生児に出血性疾患が起こることが知られています。
これを予防するため、以下の時期にビタミンK²シロップの内服が必要です。
出生後 ⇒ 生後1週間(産科退院時) ⇒ その後1週間ごとに11回(合計13回)

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小児科医師による診察

入院中に1~2回、小児科医師が赤ちゃん診察を行います。

黄疸チェック

赤ちゃんの皮膚に黄疸計測器を当て毎日チェックを行い、必要があれば足底から採血します。生後4日目には全員足底から採血します。治療が必要な場合には光線療法を行います。

新生児聴力検査(自動聴性脳幹反応:AABR)

赤ちゃんの聴力障害を新生児期に発見することができれば、早期にケアを始めることによって通常の子ども達と変わらない聴力発達が期待できるとされています。
検査は、赤ちゃんが眠っている間に聴覚検査機器の音を聞かせて、聴力を脳波でコンピュータにより自動的に判定するものです。
赤ちゃんに負担はかかりません。